2003年の各種釣り情報
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 10月3日   北海道浜益川のシロザケ
  今年もやって来ました。おなじみの浜益川。10月2日夕方格安航空券で札幌入り。市内で釣友K君と合流。ここから国道231号線を北に約70キロ。天候は北に進むほど悪化し、強い風雨で横殴りの冷たい雨。途中風で倒れた木が道路を塞ぐ。なんとかかい潜り20時に民宿「日本海」に到着。雨は少し小降りとなったが、夜間に再び豪雨。早々に就寝。
 翌3日は5時起床。早速に管理棟に出向く。ウィークデーのためか釣り人は例年に比べ少ない。
 天候は今にも降り出しそう。気温は8℃で寒い。
受付を済ませ、足早にポイントに向かう。国道から約200メートル上流の左岸。私は定番の浮きルアー、K君はブッコミのエサ釣りで開始。うっすら明るくなってきた空は、川の上流の東からかすかに太陽が覗いたかと思うと、突如曇って
大粒の冷たい雨がザーッと来る最悪の天候。川は薄茶色に濁り昨夜の降水の多さを証明している。 開始後20分後早速K君にアタリ銀ピカのメス。続いて小生にもアタリ、だが残念なことに取り込み寸前で仕掛け切れ。原因は昨年使った浮き仕掛けのラインにキズがあった模様。逃げたサケ君気の毒にルアーを咥えてウキを引きずりながら暫くウロウロ。
 気を取り直して、再度投入今度は一投目でアタリ3キロ程度のオス。その後すぐ続けてオス。朝飯の8時半までに3匹をゲット。K君も同様3匹

   
       浜益の朝             シロザケのオスをゲット       約4キロのメス

 その後の朝食後は全くヒットなし。突然襲ってくると雨と強風は時折雹まじりの冷たい雨に昼で納竿。
 今年の浜益は魚の量が異常に少ない感じである。魚の跳ねも少なく、釣果実績も例年に比べ著しく低く、3桁実績がないようである。それでも昨日の雨で活性があがったのか?一揆に遡上が始まったのか?この日の釣果は今年の最高実績を記録したようだ。
 経験的考察だが、雨後の濁りと増水で活性が高まるようだ。また、潮が引き始めて川の流速が早くなると活性が高まるようだ。釣り針につけたイカの短冊にウグイ等の外道が喰うことがあるが、魚の活性がない時はこのウグイも全然喰わない。他にも外道として時々川ガレイが釣れる。この魚カレイの仲間なのに目の位置がなんと
ヒラメ側にある。「左ヒラメ右カレイ」に反した魚である。
でも釣り人には不評のようで直ぐに捨てられている。
                    
 
               
外道の川ガレイ

尚、浜益のシロザケ釣りの詳細は本項の2000年迄の全国魚釣紀行を参照ください。


 9月8日・9日   誰もいない忠類川 (北海道 標津町)
 今年の北海道入りは珍しく秋田-苫小牧のフェリーを利用した。このフェリーは敦賀始発で関西のお客が多い。
大型トレーラがUターンできる大型のフェリーは全くというほど揺れを感じず、穏やかな日本海を北上し津軽海峡を横断して苫小牧に夕刻入港する。時間はかかるものの車の航送料金は函館ー大間より安く、食事もなかなか旨い、誠に快適な船旅であった。
 その晩は札幌在住の友人と一杯。残念なことに今回Kくんは仕事の都合で同行できず。かくして今回は単独釣行となる。
混雑を避けた8日の月曜日6時に第二管理棟に到着。驚いたことに駐車場は数台の車のみ。 受付を済ませ橋の下流から入川するも、釣り人は一人もいない。川は水量が少なく、8月に上陸した台風8号の影響でおびただしい量の流木にびっくり。

    
   第二管理棟の下流部               流木の山          当日使用のスプーン

 当日は1.8メートルロッドに16〜18グラムの赤系スプーンを使用。比較的水量のある深い場所を攻めるが全然アタリ無し。
魚の姿も全く見えず。
今回のターゲットのカラフトマスは一般に2年で回帰する。 今年は回帰する魚が少ない年とか?
それでも遠路はるばる来た忠類川。なんとか、一匹でも、と繰り返しロッドを振るも午前中はノーヒット。
前回の釣行時に見られた、スレ掛かりも全くなく、殆ど魚がいない様子にルアーを諦める。
 午後は雨になったが、今度は管理棟を上流部に釣りあがることとした。
 途中フライマンの実績を見て今度はフライでチャレンジ。しかし今回フライのタックルは持参しなかったため、苦し紛れになんと8メートルの鮎竿にフライをセット。ガン玉を打って、あたかも渓流釣りの如く振り込むこととした。フライは途中で回収したものが数本あったので、それらを流用した。それが功を奏し、待望の一匹目をゲットすることができた。

   
  一匹目をゲットしたプール             カラフトマス(オス)         ヒットフライ
しかしながら北の大地に降る秋の雨は冷たく、3時に納竿とした。
やはり今年の忠類川はダメだった。 ルアーの人は殆ど全滅。何とかゲットした一匹のオスはリリースしたが貴重な一匹でした。考えてみると、「鮎竿に拾ったフライをつけて釣る」という手法は、今までいろんな釣りをやってきた経験が役立ったものです。釣れない時、困った時はよく考えれば何か方策があるものです。
 


 7月31日   どうした!長良川 (岐阜県郡上八幡町)
 福岡からの帰り途、本来の目的は鳥取の日野川で竿を出す予定であった。29日夕刻には米子に到着し川見までして岸本の専用区の釣り場まで決めていたのに夜半に降った雨はハンパでなく、しかも30日は朝も雨。予報は回復方向に向っているものの、この場所での釣りを断念し、帰途についた。 ところが湘南平塚まではまだ700Km以上ある。途中、長良川で半日だけ竿をだすこととし、30日夕刻郡上八幡に到着した。
 ここ郡上八幡は過去に釣り実績がある。確か10年くらい前に来て、吉田川の宮ケ瀬橋の直ぐ下で竿を出して大釣りをした経験がある。観光客が多いこの街は橋の上にギャラリー?が集まり、釣れると拍手してくれた思い出がある 31日は快晴、風もなく絶好の釣り日和。しかし水位は20センチ程度多いとのこと。濁りはひどくないが、本来の吉田川の清流ではないささ濁りか。でも本流から比べれば数段いい水色。 朝7時に大多釣具店で入漁券とオトリ2匹購入3,000円也。 宮ケ瀬橋の下流100メートル左岸畳石から竿を出す。(写真1) ところがれ思いのほか水流が強く、オトリ君後づさり。オトリを替えても同様。仕方なく石畳から急に落ち込んでいるヘチに泳がせる。
この場所は水深もあり底石も大きいが川底が比較的フラットなのと畳石で流れ幅が狭くなっているので流速が速くなるのだ。開始して30分ようやく一匹目が掛かる。16センチのオトリと同サイズ。早速選手交替するがやはり流芯に入れると後ずさり。その後の根がかりでゴワサンとなる。辛うじて高切れは免れ、下流に移動。(写真2)下流はすっかりと護岸がコンクリートで固められ、足場はいいが情緒がない。観光客が散歩するにはいいのだろうがオトリ船を繋ぐステもない。この護岸から竿を出す。この頃から対岸に釣り人が何人か竿を出しているが、いずれも立たない。
この場所に移動しての一匹目はなんと12センチ程度のヤマメの背掛かり。オトリにするわけにもいかずリリース。その後3匹確保するも全て17センチ未満、かくして昼まで5時間の釣りを終了するが、貧果の長良川いったいどないになっとるんや?

    
              写真1                   写真2          随所にある情緒ある風景


 7月24日   島根県江の川   (島根県邑智 郡羽須美村)

 中国山脈から端を発し広島から島根の江津に流れるこの川は延々約200Kmにおよぶ中国地方最大の大河である。 たまたま福岡に行く用事を利用し、ここ湘南平塚より850Km走行し作木村に到着したのは7月23日(火)の夕刻であった。今年はまだ梅雨が空けきっておらず山間の村は天候は曇り時々雨の空模様。川は増水し釣り人は皆無。地元の釣具店に立ち寄り情報を得るも、「この増水が収まらなければ釣りはムリ」とのこと。やむなく支流の出羽川を教わり、三江線の口羽駅周辺に到着。ここでやっと釣り人を1名発見。明日の実戦に向けてしばし観戦するもなかなか釣れず不吉な予感。オトリの入手場所や明日の入釣場所を決めて早めに就寝。

7月24日(木)
幸いにも天候は良く晴れた。近くの浅井オトリ店で入漁券とオトリ2匹購入3,000円也。ここでも本流はダメだからと支流を奨められる。この川は両岸をコンクリートで固められ、更に場所によっては川床まで敷石が施され、水害から守る施策が随所に見られる。しかも最下流部は川の流れを直線に工事しているようである。
午前8時出羽川の最下流部の落ち込みの左岸で竿を出す。(写真1)
ニ段落ち込みの下は徐々に深くなっており対岸部付近の水深は1メートルを超えていると思われる。
手前からオトリを静かに入れる。落ち込み直下の浅いところと少し下流の深い部分を泳がせる。
10分後に浅場で強いアタリ、1尾目は20センチ。だがその後全くアタリなし、この場所を諦め約100メートル上流の右岸の深場に移動。ここは川幅がやや狭まった分、深さと流速がある私の好きな流れである。
ここでも暫くアタリがない。ところがコツコツとしたあと、突然にひったくるようなアタリ、竿をタメきれず下流に歩くがそれも限界、仕方なく竿を立てるとこれがなんと50センチ近いニゴイ。完全に針掛かりしたニゴイのひと暴れにあえなく高切れの結末。残念。 その後昼前に三江線の鉄橋の上流部堰堤下に移動。(写真2) ここは水深はあまりなく、底石も小さい。背丈ほどのブッシュで釣りにくいがここで2匹ゲットサイズもほぼ同じ20センチ。昼食後は水温もあがったと見て、再び最下流部に移動。元気なオトリを確保したので落ち込み中間部の白泡部の部分にオトリを投入。ここは敷石のようで底に変化がないので流速が速いが、20センチを超えたオトリは流れに負けずよく泳ぐ。ここで連続して3匹をゲット。サイズもまずまずであったが、今度はウグイの洗礼か?チラッと見えた魚体はニゴイではなかった。再びの高切れに時間切れ。午後3時に終了となった。
    
              写真1                   写真2        本日の釣果(最大22センチ)

 本流での釣りが出来ずに残念であった。支流の川で釣り人も少なくまだシーズンが本格化してない印象を受けた。また釣れた魚は全て放流物であり、支流とのことで放流量も少ないのか貧果に終わった。
この地域で釣りをするには車が便利。三江線は一日4往復程度しか運転されていない。口羽駅周辺でもコンビニ1軒なく、JAのお店が一軒で弁当も予約が必要である。また自販機なども少なく、酒類は洋品屋で販売している。訪れる諸氏はご留意されたい。


  6月29日  この時期の酒匂川で23,5センチは立派

 解禁後の酒匂川の状況は何処も思わしくない状況が続いている。私も2回釣行するも、いずれも3〜5匹という貧果天然物の発育がイマイチで釣れる魚はほぼ全てが放流物。
 この調子では天然物が成育する7月中旬までは期待薄の感じがする。

 29日は御殿場でゴルフをした帰りに、国道246号を通って帰る際、JR御殿場線の谷峨付近で試釣り。
場所は東名高速の高架橋下。河内川との合流地点である。ここも左岸から車で川原への乗り入れが可能で、オトリ屋もすぐそばにある。他に釣り人が数名竿を出していたが、いずれも釣果は薄い感じである。
 魚も天然物はここまで遡上せず、全て放流ものである。 4時間の釣りであったが5匹の釣果、その中に
23.5センチが釣れた。6月にしては立派なものである。今期不調の酒匂川だが中流・下流部よりも幾分いいような感触を受けた。
        


  2003年6月3日  酒匂川の鮎状況

 今年の鮎解禁日の6月1日は前日の季節はずれの台風による大雨で増水と濁りにより釣りにならないとの判断で釣行せず。 3日(火)に初釣行するもまだ濁りとれず友釣りを諦めたが、現地の状況では毛鉤による「ドブ釣り」がけっこう釣れていたのでこれに挑戦してみた。
 場所は足柄大橋上流の左岸、武井オトリ店前から車の進入が可能で便利。水深1メートル弱、ヘチ側は流速もゆるやかで釣りやすい。7メートル竿に市販の鮎テンビン、下に「青ライオン」・テンビンの上に上2本使用「お染め」ともう一本は不明(昨年使用の物)。
 何と第一投(もちろん投げないけど)から12センチが掛かる。振り出し竿を慎重に縮めてゲツト。
ところがその後も殆ど入れ掛かり状態が続き、いちいち竿を縮める作業が面倒なため、三脚竿掛けを利用して能率的に取り込む。はどのにも掛かるがやはり下鉤の確率が高かった。
 時には2匹掛け、3匹掛けまであり、型は8センチ〜最大17センチと多彩。10センチ未満は全てリリースしたが午後四時までに120匹の釣果。「ドブ釣り」でこれだけ釣ったのは初めての体験であった。
 尚、この釣果は10日頃まで続いたようだ。


  2003年3月5日 匂川水系の渓流釣り

 今年の冬は全般的に寒いが続いたが、流石に3月の声を聞くと寒さも緩んできた。
各地の河川も3月1日に渓流釣りの解禁時期を迎える。この時期、北関東以北や山岳地域はまだ積雪に覆われ釣りどころではない地域も多い。神奈川県西部の比較的温暖な地域を流れる酒匂川水系の渓流釣りに訪れてみた。
場所は酒匂川支流の狩川上流。 東名高速を大井松田でおり、国道246号線を西進。
JR御殿場線山北を過ぎて"洒水の滝"方面に左折、道なりに進むと矢倉沢に着く。近くに狩川渓谷マス釣場があるが、今回はこれより下流の苅野付近まで釣り下る。この間は足場もよく、どこからでも川に入ることができる。
川は水量はあまり多くないが随所に堰堤があり、そのたまり部分を中心に狙うのがいい。
竿は4.5m・道糸0.6号に大きめのガン玉、エサは市販のぶどう虫がよかった。
釣果は小物を全てリリースし、25cmのヤマメ2匹・ニジマス3匹の成果。
尚、この狩川の少し北側を流れる小河川の「内川」でも本流から入り込んだ良型のヤマメが釣れる。

  



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Akimitsu Goto / 後藤 昭光 akimitsu@gotou.to